2023年現在、ニュースでビットコイン等の暗号資産について聞くことあっても、身の回りで投資している人が少ないと感じています。じゃあ、暗号資産の取引をしているのはどんな人なのか?
今回の記事ではそんな「暗号資産の取引をしている人は誰?」という疑問に答えていきます。
この記事を最後まで読んでいただければ、
- 暗号資産は誰に注目されているのか?
- 暗号資産に取引する価値があるのか?
こういったことの答えが見えてくるはずです!
※暗号資産投資には一定のリスクがあります。投資する際は、ご自身で許容できる範囲・自己責任でのご対応をお願いします。
暗号資産は誰に取引されているのか?
いきなり核心部分ですが、ビットコインっていったい誰が買っているのでしょうか?
ビットコインを買っている人は、大きく次の3種類へ分けられます。
- 自社のサービスでビットコインを使う企業
- ビットコインを扱う機関投資家(投資信託の企業や、国家など)
- ビットコインが上がると思っている個人
それぞれ解説します。
① 自社のサービスでビットコインを使う企業
ビットコインは、必ずしもイチ個人が買っているわけではありません。
むしろ、個人よりも企業のほうが多くのビットコインを買っている、というのが現状です。
いくつかビットコイン保有企業の例を見てみましょう。
- マイクロストラテジー
…企業向けのアプリを開発するアメリカ企業 - テスラ
…電気自動車で知られる世界的な大企業 - ネクソン
…オンラインゲームを開発する日本企業 - etc
ここに挙げたのはほんの一例です。こういった企業も含めて、2020年頃から企業がビットコインを保有する流れが加速しています。
特に、「テスラがビットコインを買った」というニュースは2021年の大きなトピックの一つでした。
もし企業がビットコインを買う場合、個人とは比較できないくらいの資金を使うことができます。だからこそ、一度あたりの購入量もハンパじゃないという特徴があるのです。
企業がビットコインを買うのには、大きく2つの理由があります。
1つ目の理由は、「ビットコインを買うことで稼げると思っているから」です。
ビットコインは上がったり下がったりしていますが、5年~10年先を見据えるとさらに上がると予測されています。企業は、目先の利益よりも将来的な利益を見据えて、ビットコインを買い始めているというわけです。
そして2つ目の理由は、「ビットコインを自社のサービスで使うため」です。
たとえば、決済サービスを取り扱う「ペイパル」という会社は、すでにビットコインを使ったサービスを行っています。ペイパルへ登録したユーザーはビットコインをお金として使い、決済を行うことができるのです。
こういった事例は今後も増えると思うので、企業がビットコインを買う流れは止まらなくなりそうですね!
② ビットコインを扱う機関投資家
「機関投資家」と呼ばれる存在もビットコインを買い集めています。
機関投資家とは、簡単に言えば「巨大な資金を持つ投資家団体」のことです。
イチ個人ではなく、社団や法人などなにかしらの後ろ盾を持つ投資家を「機関投資家」と呼ぶことが多いです。たとえば、人々のお金を預かって運用する「投資信託」や「証券会社」などですね。
個人から集めたお金を運用してさらにお金を増やす、お金を稼ぐスペシャリストのような投資家集団です。
普段、私たちが日常生活を送る中で機関投資家と関わる機会はなかなか無いかもしれません。ですが実際のところ、機関投資家たちは世界の経済へ大きな影響を及ぼしています。
そして、こういった機関投資家がビットコインへ投資する事例は右肩上がりで増えています。
機関投資家の例を挙げると、アメリカのニューヨークに本社のあるグレースケール(Grayscale)があります。グレースケールは、多くのビットコインを保有する機関投資家として知られる企業です。
グレースケールはおもに、暗号資産に関わる投資商品を取り扱っています。
グレースケールの行っている事業の流れを簡単に言うと、
- お金を増やしたい人がグレースケールへお金を預ける(グレースケールの投資商品を買う)
- グレースケールがお金を増やして、返してくれる
といった流れになります。
このグレースケールは、世界のなかでもトップクラスにビットコインを保有しています。世の中に暗号資産が知られる前からビットコインを集めており、「ビットコイン人気の火付け役」とも言われています。
もちろん、日本のメディアではグレースケールのニュースなんかほぼ放映されません。ニュースが難しすぎて、誰も見てくれないでしょうからね。
ですが、世界では着実に機関投資家たちが動いているみたいですよ。
③ ビットコインが上がると思っている個人
1の企業、2の機関投資家に加えて、もちろん個人でビットコイン等の暗号資産を買っている人たちも存在しています。
個人でビットコインを買っている人たちは、大きく以下の2種類に分けられます。
- 流行りに乗ってビットコインを買っている人
- 企業や機関投資家の動きを理解してビットコインを集めている人
こういった人々です。
流行りに乗ってビットコインを買っている人は、たまたまビットコインの情報を仕入れた人です。
- 身近にビットコインを投資している人がいた
- ツイッターでビットコインの情報を目にした
- YouTubeの広告でビットコインの名前を見た
などなど、こういった人たちは、ニュースやSNSが盛り上がるほどビットコインを買うという特徴があります。ビットコインの価格が上昇している場面では、際限なく資金を投入していきます。
しかし、ひとたび価格が落ちてきたら、一気にいなくなってしまいます。
- 「やっぱりビットコインは危ないんだ…」
そう思って、もうビットコインに関わらなくなってしまうのです。
それに対して、企業や機関投資家の動きを理解している人たちは、もっと粘り強いという特徴があります。上昇する場面で買うのはもちろんですが、下落した後もいなくなったりしません。
なぜなら、「長期的に見るとビットコインに投資した方が得」だと考えているからです。
さらに、こういった人たちの中には巨大な資金を持っている人も混じっています。なかには、1000万や1億といった資金を持って投資で稼ぎ続けている投資家も存在します。
このような投資家は、ビットコインを使って本気で資産を増やすべく日夜トレードを繰り返しているのです。
まとめ
ビットコインを誰が買っているのか、という疑問について解説しました。
まとめると、いまは個人が流行りに乗ってビットコインを買っているだけの時代ではないということです。メインでビットコインを買っているのは、巨大な資金を持つ企業や機関投資家です。
それに加えて、ビットコインに買う価値があると判断した個人投資家たちも買い始めています。
もしビットコインで稼ぎたいと思うなら、こういった世の中の動きに目を光らせなければなりません。
あなたの周りにビットコインを取引している人がいないとしても、世の中の動きは止まりません。
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となるよりも、チャンスに乗って稼げた方が良いですよね。このサイトでは、そういったビットコインについての情報発信をしています。ぜひほかの記事にも目を通してみてくださいね。